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星の降る里Blues Night.  ~シバ&野澤享司Live. 芦別「ディラン」~

星の降る里Blues Night.  ~シバ&野澤享司Live.  芦別「ディラン」~_d0096218_7401823.jpg随分長い事待った様な気がするシバさんのライブ。
去年は9月だったので1年二ヶ月ぶり。
今年は伝説?のシンガー・野澤享司さんとのジョイントだ。私は野澤享司さんは高校生くらいの時、聴いた事がある程度で詳しい事は存じ上げない方だったがシバさんと一緒って事は、当然お二人での曲もあるはず。。あの独特のリズムのシバさんを相手にどんなギターを弾くのだろうか?と興味津々で出かけました。

いつもの様にドアを開けカウンターに歩み寄った時、「ごくろーさん」という声がした方を見て硬直した。そこに座っていたのは富良野「傷森」のマスター・佐々木さん!!瞬時に背筋が伸びる。そう言えば昨日は「傷森」でのライブだったな。。と思い出す。
私にとっては神様みたいな方だ。来るなら来ると仰ってくれたら正装してきましたのに。。(笑)
ああ、緊張した。。



星の降る里Blues Night.  ~シバ&野澤享司Live.  芦別「ディラン」~_d0096218_81414.jpg一部は野澤さんから。いきなりインストで華麗なギターをかましてくれる。最近は以前の100倍くらいギターの凄さを認知しつつあったが。。。いる所にはいるもんだねぇ。。!!というのが正直な感想。
最初ね、何かこう、ふわっとした感じでギターに触ったかと思うと、流れる様に弾きだした。本当にツブがキラキラしてる様な、そんなギター。
次から次へとフレーズが紡がれていく。
ああ、何か。。ギターって凄い!
今更ながらそんな事を思っていたのです。
(佐々木さんと野澤さん)

二部は休憩を入れずシバさんの登場。ギターを弾きだすと相変わらずの緊張感。本当に唯一無比。身体の中からでてくる特有のリズム感。言葉をのせてしまう技術。凄いわぁ。。などと毎年同じことで感心してる。シバさんのもう一つの武器・ハモニカ。これも凄かったです。気合入れるとこは入れて、抜く時は抜く。適度にラフになってるとこが年輪を感じます。ちょっとカッコ良いですよ、これ。
で、何だか年々MCもユルユルな感じになってくる。(爆)昨日はお客様はそう年齢が高くなかったけど、一部のお客様と(誰?)出演者は割りと年齢が高い。そんな話題も交えて、シバさんは実に楽しそうにお話になる。東京生まれの東京育ちで、独特のそれっぽさを持っている。ちょっと粋な感じがするのだ。お話しをきいてると、落語家さんっぽい所もあったりする。面白い話を沢山して「歌にリアリティがなくなるからもうやめとこう」なんて仰る。このセリフの後に歌ったのが「死刑囚の唄」。大好きな曲。この日歌わなかったらリクエストしちゃおう。。と思ってたので嬉しい。

星の降る里Blues Night.  ~シバ&野澤享司Live.  芦別「ディラン」~_d0096218_8363090.jpg最後はお二人で。ううむ。。。凄い。「生活の柄」でのアレンジと野澤さんの歌。そしてシバさんの魂のブルース・ハープ。そして最後の最後、「バイバイブルース」。これを聴けたのはとても良かった。野澤さんって凄い。この曲にこういう味付けするんだ。。と思わず乗り出しちゃった。
後でうかがったら「打ち合わせなし」って仰ってたけど、シバさんの演奏を横目で見ながら、ユルユルスルスル。。って感じで合いの手を入れていく。絶妙のタイミングとフレーズ。

野澤さんは一部の中で何曲かカバーをしたけど、そのカバー曲の入れ方もオリジナルの中に組み込んであったり、原曲からは想像できない様なアレンジで、オリジナリティ満載でとっても良かった。

ライブ後のお食事会に参加させていただいたのですが、とっても楽しかったです。シバさんって本当に気取らない人でステージ離れるとふつーのオジサンの風情。ラフな雰囲気が本当にホッとできる方ですが、歌とのギャップがまた凄いんで益々ステージが楽しみになる方です。
野澤さんのビックリマジックがあったり、「今度は朝ライブにしようか」「終わったあと温泉行って、打ち上げはお粥」とか、出演者の高齢化対策なんてのもでて和やかに時間が過ぎた。
段々年齢がいっちゃったせい(?)か、歌詞が飛んじゃうのもご愛嬌ですよね。
ディランンマスター御夫妻、シバさん、野澤さん、地元のお客様たち、極上ライブと楽しくて美味しい時間を有難うございました。最後に話した三大個性派ギタリストの共演、実現したら良いなぁ。
by kojipiano | 2008-11-17 09:03 | 音楽


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